日本にいると滅多にポルトガル語の歌なんて聞きません。最近流行ったポルトガル語の歌といえば「Ai Se Eu Te Pego」です。これはバーとかで数年前までよくかかってました。一度は聞いたことある人も多いはず。この曲はブラジルの曲。これ以外はポルトガル語の曲ってあまり聞きません。しかも、ブラジルの方が遥かに人口が多い分、聞いたことあるにしてもブラジルの曲の方が多いです。ここでは、ポルトガルで流行ってる曲や歌手を紹介します。偏りがありますが、そこはご愛嬌ということで。
Quem Me Dera
MARIZA
ポルトガルと言えばこの人!MARIZAを知らないポルトガル人はもぐり。MARIZAはファドシンガー。ポルトガル本土ではなく、昔ポルトガルの植民地だったモザンビーク生まれです。この人の一番有名な曲は、「quem me dera」、日本語に訳すと、私の願い(英訳:I wish)。しっとりと歌い上げています。
Amor Ladrão
CUCA ROSETA
Marizaに比べると知名度は落ちますが、こちらもファドシンガー。ちなみにファドシンガーのことをポルトガル語ではFadistaといいます。この人の曲でお気に入りの曲は「Amor Ladrão」。この曲を聴くとちょっとセンチメンタルに個人的になります、曲を聴いた時のことを思い出して。曲のタイトルの意味は「恋泥棒」。
Big Fish
THE GIFT
こちらはオルタナティヴロックバンド。ポルトガル語ではなく曲はすべて英語です。このバンドでお気に入りなのは「Big Fish」。ちょっと80年代っぽい曲調で、そこが好き。もう一曲お勧めは「Ok! Do You Want Something Simple?」。これはちょっとロックな曲。好き嫌いがわかれるかも。
Coração Não Tem Idade
TOY
歌から入って歌っている人を知りました。失礼な感想ですが、このおじさんがあの曲のシンガー?!?!でした。この「Coração não tem idade」は去年の夏にどこのフェスティバルに行ってもかかりまくりの曲でした。小さな子供達もこれを歌って振り付け踊り。曲のタイトルよりもさびの部分「Toda a noite」の方が有名で、Toda a noiteの曲だよって言った方が通じます。
Eterno
ANJOS
ポルトガルのチャゲアスのような存在のAnjos。この歌はしっとり系ですが、他にもポップな歌やロックな歌もあります。この歌は去年2019年結構ヒットして、どこのラジオを聞いても流れてくる曲のうちの一曲でした。
Fica Tudo Bem
SILVA E ANITTA
これはポルトガルの曲ではなくブラジル人シンガーの曲ですが、2018年、2019年の頭にはよく流れていました。この曲、ゆっくりしていて歌詞が結構聴きよりやすいので、ポルトガル語の勉強にはいいかも。タイトルの「Fica Tudo Bem」の意味はEverything is fine、つまりどんなことがあっても問題なし、大丈夫っていう意味です。
Menina Solta
GIULIA BE
こちらは、ブラジル人シンガー。この曲、ポップな感じで、通っているジムのワークアウトクラスでもかかっています。曲の内容は、ブラジルの曲っぽく、女の子と男の子の恋の駆け引きもよう(半分推測)について。軽快な音楽なので、さらっと聴くにはいい曲です。
Meu Amor de Longe
Raquel Tavares
こちら、ポルトガルのファドシンガー。モダンな感じのファドを歌い上げています。リスボンの街について歌ってます。タイトルの意味はMy love from far away。遠くからリスボンを懐かしみ、リスボンの良さを歌っているのだと思います。爽やかなファドで、聴き心地がいい曲です。
Avião De Papel
Carolina Deslandes
彼女はポルトガル版のアメリカンアイドルに出た挑戦者の一人。たしか優勝は結局してないと思いますが、いくつかヒット曲を出しています。声がかわいらしい彼女。この曲はラブソングで、タイトルは「紙飛行機」、君のためならなんでもするよって言った感じの曲だと。
Pica do 7
António Zambujo
この人はポルトガルのアレンテージョという地方出身のシンガー。アレンテージョは、しゃべり方がのんびりした特徴のあるしゃべり方で有名です。この歌もアレンテージョ特有のメロディーだそう。この曲はおそらく、トラムの番号7の運転手か乗ってる人に恋をしている歌で、いつもの乗り込む状況などを歌い上げているはず。歌の意味の解釈は実はまったく正しくないこともあります!!
Desfado
Ana Moura
この人もファドシンガー。Raquel TavaresとCuca Rosetaが同じレベルのファドシンガーだとすると、この人はこの二人よりも少し知名のファドシンガー。サンタレン出身。サンタレンは何が有名かは微妙なのに、なぜか結構有名な街。Desfadoという言葉は造語っぽい感じで、Fadoではない、つまり運命や宿命が無いという意味。歌詞の意味は、半分想像ですが、運命なんか信じないけど運命に翻弄されて、といった感じだと思います。
Dona Maria
Thiago Brava
こちらはブラジルの歌手。タイトルの意味はMs. Maria、これは、付き合ってるか、これから真剣に付き合おうとしている彼女のお母さんの名前で、娘さんとデートさせてください、あなたの娘さんは天国からのギフトです。みたいなことを歌い上げています(多分)。耳触りの良い曲で、ギターの音も爽やか。