今まで、できるだけ別ルートを探してい避けていた美容院。日本人の友達が来たときにYouTubeを見て勉強して切ったり、日本人の美容師旅人に切ってもらったり。そして、今年に入って、頭の中では、パリかロンドンの友達に会いに行くついでに、日本人経営美容院に行こうと思っていたら、コロナ勃発。

前髪だけは自分で切って、やり過ごしてみたものの、もはや限界。どきどきと不安が頭でぐるぐるしながら、近所の美容院を予約。こんなにも行きたくないのは、昔アイルランドで美容院に行った経験によるもの。詳しくは述べませんが、その経験のため、海外の美容院はできる事なら避けてきました。

美容院当日。カットとヘアカラーをお願いしました。まず、ヘアカラーをどの色にするか聞かれるのに、日本ならカラーチャートを見せられて、どの色が合うかとか、どの色とどの色をまぜて、アッシュ系のレッドになんて、いろいろとコンサルが始まりますが、聞かれたのは、今の色より明るくするか暗くするかの二つのオプション。なかなかのジャブからスタート。

ヘアカラーの後は、ヘアカット。日本だと、重たいイメージを軽くさせたいので、ちょっとすいて、軽やかな印象にとかなんとか言うのですが、「どうしますか」と聞かれて、「髪が多いからちょっとすいて欲しい」と言うと、「?」というリアクション。どうも、切るオプションは「ばっさり切り」か、「レイヤーカット」しかない風。ここで、髪をすく説明をもっとしようかと思いつつも、変にすかれても収拾がつかないので、痛んでいる毛先を切ってもらうというセーフゾーンに。すると出来上がりはやっぱりほぼ「ばっさり切り」。でも自分で後ろ髪を見ることはあんまりないし、とポジティブに。

基本、セーフゾーンでせめたので、思ったよりもよかったですが、この体験で感じたことは、日本の美容院の素晴らしさ。お茶が出てきたり、飴が出たり、服とのカラーコーディネートとかも兼ねあっての丁寧なヘアカラーのコンサル、心地よいシャンプーと頭皮マッサージ、最後は肩を揉んでくれたり、至れり尽くせりのサービス。日本万歳。と思いました。

でも、次回行った時は、事前に自分で切り方の知識を学んでから挑み、どういう髪の切り方をしてほしいかしっかり説明して、切ってもらおうと思案中。自分の欲しいものが無いなら作り出そう。と思いました。次回、いついくかは未定ですが、その時をお楽しみに。